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梶原 豪人(かじわら かつひと)

印刷用ページを表示する 2025年4月11日更新

研究者紹介

kajiwara

所属:保健福祉学部保健福祉学科人間福祉学コース 職位:講師 学位:社会福祉学博士 

研究室:県立広島大学三原キャンパス2518号室

E-mail:kajiwara@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/katsuhito.kajiwara

研究に関する自己PR

海外だけではなく、私たちが暮らす日本でも、貧困家庭で育つ子どもたちは様々な困難に直面しています。そうした困難を明らかにすべく、貧困による子どもたちの生活への影響について研究しています。 

専門分野

社会福祉学 社会政策

研究テーマ

子どもの貧困の実態把握と国?自治体による子どもの貧困対策の効果検証

研究の特徴?内容

貧困家庭で育つ子どもたちは日々の生活の中で様々な困難に直面しています。子どもたちが社会とのつながりを持つ重要な場であるはずの学校においても、例外ではありません。そうした貧困家庭の子どもたちが学校生活を送るうえで直面しやすい困難の一つとして「不登校」があります。

従来、不登校は子ども個人の心理やその家族の養育の在り方、あるいは学校教育制度に原因があるとして議論が展開されてきましたが、貧困という社会構造上の問題と絡めて議論されることはほとんどありませんでした。

私の研究では、主に計量的な実証分析を通して、貧困家庭の子どもたちが、どのような状況に置かれており、いかにして不登校となるのか(学校から排除されているのか)、不登校となった後にどのように社会とつながることができるのかを明らかにし、社会福祉学?社会政策の視点からどのような支援?政策を打ち出すことができるのか検討しています。

受験を検討している方々へ

みなさんは「なんで親が子どもを虐待してしまうの?」「どうして家がなくて路上で生活している人がいるの?」など、日々の生活の中で疑問に思ったことはありませんか?

普段生活している中で、「なんで?」「どうして?」と感じさせられるような理不尽で不平等な出来事に、真正面から取り組める学問が社会福祉学です。こうした社会福祉学を学ぶことができる人間福祉学コースでは、学生が感じる「なんで?」「どうして?」に教員が共に向き合い、社会で生じている様々な問題の解決へ向けて取り組む実践力を養う教育体制が魅力です。

また大学生として過ごす時間というのは、「失敗できる」貴重な時間です。本学へ入学されましたら失敗を恐れずに、ぜひ色んなことに挑戦してほしいと思っています。みなさんの挑戦が貴重な経験となるよう教員一同サポートしていきます。

連携協力を検討している方々へ

近年、国はもとより自治体が展開する政策でもエビデンスに基づく政策形成(EBPM)が求められるようになってきました。どこの自治体も毎年、膨大な数の統計調査を行い、政策課題の把握や効果の検証を試みていますが、そうした統計調査は多くの場合、限られた予算?人材?時間の中で、調査の設計から実査、報告書作成、政策への反映までを行わざるを得ず、効果的なEBPMを実現することが難しいのが実情かと思われます。

私はこれまで、子どもの貧困対策の一環として自治体が行った統計調査の設計、実査、政策提言を目的とした報告書の作成に携わってきました。そうした経験を活かし、効果的なEBPMに資する統計調査の実施や政策提言などについて提案することができます。

論文リスト

    著書

      専門資格

      専門社会調査士 専門統計調査士

      キーワード

      子どもの貧困

      関連するSDGs項目

      sdg1sdg410


      所属別一覧